紹興酒の効能について

紹興酒の効能

健康に良い紹興酒 
紹興酒は、食欲増進、疲労回復、消化を助ける保健効能があります。 
というのも様々な種類のたんぱく質やビタミン、炭水化物も含まれていて、さらにリン、マグネシウム、マンガンなどのミネラル他、必須アミノ酸を豊富に含んでいます。必須アミノ酸でいえばビールやワイン、日本酒と比べると2倍~36倍も多いのです。
また紹興酒は100g中に127kcalのカロリーが含まれており、お酒の中では低カロリーな部類です。
あまり知られていませんが、紹興酒は栄養価の高いお酒だったのです。
とはいうものの、やはり飲みすぎには注意が必要です。
紹興酒には10mg/100mL以上のプリン体が含まれます。
痛風の原因になるとも言われているプリン体。
お酒各種100mlに含まれるプリン体の含有量(mg)は、
焼酎=0、ウィスキー=0.1、日本酒=1.2~1.5、 ワイン=1.6、発泡酒=0.1~3.9、ビール=3.3~8.4、 地ビール=4.6~16.7、紹興酒=7.7~11.6などとなっています。
地ビールや紹興酒などの醸造酒に多く含まれるのは、原料の酵母自体に含まれているプリン体が多いからなのです。
健康に良い栄養が含まれているので、たくさん飲んでも大丈夫というわけではないのですね。
お酒を楽しむには適量を適度に飲むということが必要です。
目安:一日150mlを目安にして飲めばいいといわれています。

紹興酒 熟成期間による味の違い

紹興酒の味は熟成した年によって決まるといっても過言ではありません。中国の長い歴史にしてみれば短い年月かもしれませんが10年ぐらいのものはやっぱり美味しいです。ちなみに下記が熟成期間別の味わいの紹介です。

・紹興酒 3年陳醸

やや酸味が強くですが辛口です。もちろん甘味も感じます 。

・紹興酒 5年陳醸

ドライで、酸味と苦味とを含んだ個性の強い味になっています。 

・紹興酒 8年陳醸

香りが強く旨みが感じられ、酸味が少しまろやかな味になっています。

・紹興酒 12年陳醸

12年の貯蔵・熟成により色は濃く、旨味は深く、酸味は少なくまろやかな味わいです。

・紹興酒 15年陳醸

15年の貯蔵・熟成により紹興酒の色は濃く、旨味は深く、酸味は少なくまろやかで、深い余韻が残る味わいになります。

・紹興酒 20年陳醸

20年もの期間貯蔵・熟成された味わいは旨味が深く、酸味は少なく、よりまろやかで、とても深い余韻が残る味わいです。
紹興酒は熟成させる期間によって味わいが少しずつ変わってきます。熟成させればさせるほど酸味が少なく感じられ、旨みに変わっていきます。
また香り高くなり、独特の味わいに変わってきます。その味の違いを感じるためにもやはり紹興酒はストレートで飲むことをお勧めいたします。